開発費高騰が再編誘う自動車。機械はIoT、AIが起爆剤に
【自動車】の市場規模は世界的には微増。伸びる中国、米国に対してロシア、ブラジルなどが急減速し、全体の足を引っ張っています。新車開発はもちろん、各国の環境規制や安全基準のキャッチアップ、自動運転など新技術開発に莫大な投資を伴うため、各メーカーは提携・買収によるメーカー連合で取り組む姿勢が明確になってきました。それが業界再編のトリガーになっています。ホンダとスズキは独立系メーカーのため、動向に注目が集まっています。
国内は、新車販売台数こそ回復基調を見せていますが、軽自動車は不調継続。明暗が鮮明な【電機】各社は、IoT、AIに沸いています。ただ、いずれもまだ開発フェーズの状態。【機械】では、建設機械の世界市場が全般に低調。工作機械はスマホ特需後冴えませんが、IoT対応設備の登場による機器更新ニーズに期待が掛かっています。ロボット・産業ロボットは大きな成長余地。IoT、AIで人件費低減、工場自動化などが可能になるとしています。注目はマテハン。通販業界好調の中、省力化、ヒューマンエラー防止ニーズが後押し。国内のほか東南アジアなどで大型倉庫が次々に建設され、市場が広がっています。
自動車整備士有資格者、IoTの知識を持つ電気設計者にスポット
【自動車】では、整備士(一般~工場長)を求める声があります。自動車整備士資格を有し、重整備や故障診断の経験をベースに、人口減少で販売台数が減る中、リピート客を増やす必要から職人気質ではなく、コミュニケーション能力の高い人材が注目される。
【電機】では、30代の電機設計者に熱い視線が集まっています。電子機器メーカーはIoTで基盤となる無線通信・ネットワークを整備するため、今ある機器に無線機能を組み込む案件が増えています。無線規格(Wi-Fi、zigbee、BT、BLE、NFC、RFID)の選択、認証の取得に関する知識を持つ人材に優位性があります。マテハンでは、電機・機械・自動車業界の自動化、省力化ニーズから、自動機・省力機械の設計者が求められています。
電機・自動車業界の案件例
レイノスのスカウトは、企業の社長からの直々の依頼に基づくものです。
したがって原則、移籍交渉はクライアントである社長が直接行います。